(Julia言語) Pythonの機能を使うためのPyCall.ji

Julia言語でPythonのライブラリを使用する方法

 私が最近よく使用する言語としてPythonが挙げられます。Pythonの特徴としてデータ収集・解析、画像処理、機械学習をはじめとする様々なライブラリが豊富に存在します。また、C言語などに比べて、さまざまなプログラムを分かりやすく、少ないコード行数で書けるといった特徴があります。その一方で、C言語に比べ処理速度が遅くなっています。Pythonの機能を利用した上で処理を早くする方法はないかと私なりに考え、Julia言語を利用してみることにしました。Julia言語はPythonと似たようなコードの特徴を持った上で計算速度が速いことで有名です。その上、Pythonの機能を呼び出すことができます。Pythonの機能を呼び出すために「PyCall.ji」というライブラリを利用します。
 今回、「PyCall.ji」を使ってPythonのライブラリを呼び出すところまでを行いたいと思います。AnacondaでPythonをインストールしていることを前提とします。

PyCall.jiの追加
 Pkg.add("PyCall")
PyCallの読み込み
 using PyCall
Pythonのバージョンの確認
 PyCall.pyversion
Pythonのパスの確認
 PyCall.pyprogramname
Pythonライブラリのパスの確認
 PyCall.libpython
Pythonのライブラリの呼び出し(今回はopencv)
 @pyimport cv2

ここまでやって何もエラーがなければ、ちゃんとライブラリを呼び出せています。